私の子どもたちも爪嚙みをしており、爪嚙みを止めてもらうために様々な対応をしてきました。そこで、今回は子どもに効果があった爪嚙みの対応方法について紹介します。
子どもが爪嚙みをしていると爪の形や歯の形が悪くなってしまいそうで不安…
早く爪嚙みを止めさせたいけど、どうすればいいか分からない?
私も子どもたちの爪嚙みがなかなか治らず困っていました。そこで、私の子どもたちに効果があった対応方法と効果のあるグッズを紹介したいと思います。
効果があるかは人それぞれです。私の2人いる子どもも、それぞれ1番効果がある方法は違います。自分の子どもに合っている方法で対応できるようにいろいろ試してみると良いと思います。
ぜひ、参考にして様々な対応方法を試してみてみましょう。
爪嚙みの理由と原因
爪嚙みの原因は様々ありますが、以下の理由が考えられています。以下の理由が全てではありませんが、原因を知っておくことで1番効果的な対応方法に気づけるかもしれないで、頭の片隅に覚えておくと良いでしょう。
①不安や緊張などによるストレス
環境の変化や不安、緊張などにより爪嚙みをすることがあります。
私の上の子どもは、下の子どもが生まれる1か月前頃から爪嚙みが始まったので、おそらくストレスが原因ではないかと考えています。初めてきょうだいができることや生活環境の変化に不安が表れていたのでしょう。
②几帳面や神経質な性格
爪が引っかかったり、居心地が良くないと自分で整えるために爪嚙みをします。
私の下の子どもの爪嚙みは、上の子どもが爪嚙みをしている姿を見て真似をし始めたのがきっかけだと思います。しかし、その後も続いているのは性格が几帳面だからではないかと考えています。そのせいで、爪が尖っていると気になって爪を噛んでしまう癖がついてしまいました。
③刺激の欲求
爪を噛むことで刺激を脳に与え、心の安定を保っていることもあります。
爪嚙みをやめさせるためには、爪嚙みの行動自体ではなく、爪嚙みをしないといけない原因を解決してあげた方が早く爪嚙みをやめることができるのではないでしょうか。子どもが、どんなことが原因で爪嚙みをしているのか考えてみると良いでしょう。
爪嚙みの対処方法
1⃣無理に爪嚙みをやめさせることはやめましょう
爪嚙みをすることで不安や緊張のストレスから自分を守っている行動かもしれません。無理にやめさせようとすると、不安が大きくなり悪化してしまう可能性があります。また、ストレスの発散場所が見つからず他の課題(髪の毛を抜くなど)が出てきてしまうかもしれません。
私も子どもの爪嚙みが始まったころは気になってやめさせたいと思っていましたが、無理に手を口から外そうとすると、嫌がってしまいました。爪嚙みではなく、子どもがストレスをためないように環境を変えてあげると良いでしょう。
2⃣爪嚙み行動自体には注意しないようにしましょう
子どもが爪嚙みをしていると、「爪を噛まないで」とつい注意してしまいますよね。しかし、無理に爪嚙みをやめさせることは難しく、逆に注意することで注目してもらえると感じて爪嚙みの行動を強化しまう可能性もあります。
3⃣スキンシップをとって子どもの気持ちに寄り添おう
たくさん遊んだり、抱きしめてあげたり、目を見てお話をしたり、子どものことが大好きであると態度でしっかり伝えてあげましょう。
子どもが安心できる場所があると感じることで不安を取り除いてあげることができることで爪嚙みをしなくても心の安定を保つことができるようになるでしょう。
4⃣他のものに興味を示すようにしよう
爪嚙み以外のことに子どもが興味を持てるように、ほかの遊びなどに誘って爪嚙みから意識が逸れるようにしてみましょう。
テレビなどの受動的なもの(見ているだけの受け身のもの)に興味を向かせても、いつの間にか爪を噛んでしまうことがあります。お絵描きやごっこ遊びなど、子どもが身体を動かして遊ぶものに興味が向くようにすると効果があると思います。
私の子どもたちは一緒に遊ぶことで、遊びに夢中になり爪嚙みをしないで過ごすことができています。
5⃣爪をきれいに整えてあげる
爪をきれいに整えることで、自分で爪を噛み整えようとしなくなるでしょう。ささくれや、爪が尖って引っかかるような部分があると気になって嚙んでしまう子どもには効果があると思います。
6⃣シールやマニキュアを付ける
爪を可愛く手入れしてあげることで爪を大切にできるようになります。爪にシールやマニキュアが付いていると噛んで傷つけないように気を付けることができるでしょう。
子どもの爪嚙みの原因や理由を考えて対処方法を試してみましょう
爪嚙みの原因や理由がわかっていると子どもに合った対応ができるでしょう。
爪嚙みの対応で1番大切なことは、子どもに寄り添うことだと思います。爪嚙みをやめさせるためには子どもが「何に困っているのか」「どんなストレスをかかえているのか」「どうしてほしいのか」よく子どもとスキンシップやコミュニケーションをとって寄り添いましょう。
そのうえで、子どもに合った爪嚙みの対応方法が見つかるのではないでしょうか。
我が家の子どもたちの効果があった対応方法は、不安や緊張のストレスで爪嚙みしていた上の子どもには、1⃣〜4⃣の対処方法が効果的でした。そして、几帳面で神経質な性格故に爪嚙みをしている下の子には、5⃣や6⃣の対処方法が効果的でした。
下の子どもは心理的な問題で爪嚙みをしているわけではなかったようで、ほかに問題のある行動が現れることもなく、爪がきれいに整っていれば爪を気にすることが自然と減らすことができています。
おすすめの爪嚙みグッズ
マニキュア
マニキュアに苦み成分が入っており、口にすると苦みを感じる爪嚙みを軽減させるものがあります。
苦み成分により、子どもは爪を口に入れると「にがい」と噛むのを諦めます。2人の子どもに効果はありましたが、特に、下の子どもには効果的でした。
子どもが「にがい」と言ったときに、「指をなめると苦いよね」と声をかけることで、指を口に入れると苦いと学習ができ爪嚙みが自然と減っていきました。声掛けにより、苦い理由がわかりやすくなっているように感じます。
しかし、この方法は子どもが嫌がる場合はやめた方がいいと思います。理由は、ストレスによって爪嚙みをしている場合は爪を噛めないことでストレスがより強くなってしまうかもしれないからです。
ほかの対処方法も併用しつつ、子どもの気持ちに寄り添いながらマニキュアを使った対応の1つに考えてみると良いでしょう。
ガム
ガムを飲み込まずに噛むことができるのであれば、ガムも効果がありました。ガムを噛むことで心が落ち着くようで、上の子どもはマニキュアより効果がありました。
上の子どもは、口さみしいとすぐに爪嚙み、それ以外にもおもちゃやタオルなどを口に入れてなめたり、噛んだりする姿があります。ガム噛むことで食べ物以外のものを口に入れることが軽減できました。
子どもに寄り添って爪嚙みが減るように関わろう
子ども一人ひとり爪嚙みの理由や原因は異なります。私の子どもたちも同じ家庭環境で育てたにも関わらずベストな対応方法はそれぞれでした。
自分の子どもが「なぜ爪嚙みをしてしまっているのか」理由と原因を考えて対応していくことがいいでしょう。理由がわからない場合は、様々な方法を試していくことで、子どもに合った対応方法が見つかるかもしれないので、1つの対応方法にこだわらずやってみることをおすすめします。
ただし、子どもが嫌がる場合は無理にはやらないようにしましょう。そして、重症な場合や気になる場合は専門家(かかりつけ医や自治体の保健師さんなど)に相談することをおすすめします。無理をせず、いろいろ試して、一人で悩まず子育てをしていきましょう。
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